TOBIUO JAPAN センターポールに日の丸を。

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JAPAN SWIM 2016 4.4(MON)-10(SUN)

見どころ

五輪でもスタートダッシュの要となる400m個人メドレーで好記録に期待

日本選手権最初の決勝種目に、大注目の男子400m個人メドレーが行われる。この種目は瀬戸大也(JSS毛呂山)が五輪内定を手にしているため、残り1枠を争うことになる。その第一候補が、日本記録保持者の萩野公介(東洋大学)。瀬戸と萩野の、ライバル対決の勝敗も気になるところだ。

続く男子400m自由形は、短水路日本記録を持つ江原騎士(自衛隊)が、この種目で派遣標準記録突破を狙うと明言。さらに宮本陽輔(自衛隊)、天井翼(東洋大学)も、代表入りを虎視眈々と狙う。

女子400m個人メドレーでは、今年に入って好調を維持する清水咲子(ミキハウス)が、2月に樹立した日本記録をさらに更新して派遣標準記録を突破できるかどうかに注目しよう。さらに、前日本記録保持者の高橋美帆(ミキハウス)や大塚美優(日本体育大学)、若手注目株の牧野紘子(東京ドーム)の勢いも侮れない。

女子400m自由形は、短水路日本記録保持者の五十嵐千尋(日本体育大)と、ランキング2位の地田麻未(ミズノ)、高校生の佐藤千夏(スウィン大教)らが、日本記録とほぼ変わらない派遣標準記録に挑む。

ベテランが意地を見せるか100m平泳ぎ
派遣切りに期待がかかる100mバタフライ

2日目の決勝種目は、女子100mバタフライと男子100m平泳ぎのみ。加えて、800mリレー選考の4枠に入るための第一関門となる、男女の200m自由形の準決勝も行われる。かなりレベルが拮抗しているため、激しい決勝進出争いになるだろう。

女子100mバタフライでは、昨年10月に日本記録を更新した、池江璃花子(ルネサンス亀戸)が、派遣標準記録を突破できるかどうかに注目が集まる。星奈津美(ミズノ)も、100mは苦手でありながら近年スピードアップに成功しており、派遣切りに自信をのぞかせる。その星をランキングで上回っているのは、高校生の長谷川涼香(東京ドーム)。星と同じく200mが得意だが、100mでも派遣標準記録突破を期待したい。

そして男子100m平泳ぎは、日本平泳ぎ陣の第一人者に成長した小関也朱篤(ミキハウス)。新しいエースによる、日本人2人目となる58秒台突入に期待だ。大ベテラン北島康介(コカ・コーラ)、五輪経験者である立石諒(ミキハウス)が、小関のあとに続く。特に、最多タイの5回目の五輪出場を懸ける想いをぶつけた北島の泳ぎからは、目が離せなくなるだろう。

リレー代表争いに加えて五輪でのメダルも期待される代表争いに注目だ

800mリレーの代表が決定する、男女200m自由形決勝。今回はリレーにも男子は1分47秒97、女子は1分58秒96という個人の派遣標準記録がある。昨シーズン、男子ではこの記録を7人が突破しているため、日本記録保持者の萩野公介(東洋大学)を中心に、コンマ数秒の戦いになることは間違いない。女子は五十嵐千尋(日本体育大)、池江璃花子(ルネサンス亀戸)ら4人だけだが、5番手以降も大きな差はない。男女ともに混戦必至の代表争いから目が離せない。

女子100m平泳ぎは、日本記録保持者の渡部香生子(JSS立石)が本命だが、金藤理絵(Jaked)が1分06秒台に突入して代表候補に名乗りを上げた。さらに昨年に50m平泳ぎで日本記録を樹立して復活をアピールした松島美菜(セントラルスポーツ)や五輪メダリストの鈴木聡美(ミキハウス)も加わえた代表争いは見ものだ。

男子100m背泳ぎは、入江陵介(イトマン東進)が五輪でもメダルが期待されるこの種目で、どこまで記録を伸ばすかに期待したい。さらに、復調し始めた古賀淳也(第一三共)と、昨年のカザン世界水泳代表の金子雅紀(YURAS)が派遣標準記録を突破できるかにも注目しよう。

代表争いだけではなくレベルの高い記録に期待しよう

この日行われる100m背泳ぎと200mバタフライ、200m個人メドレーの3つの決勝は、すべて女子種目となっている。

100m背泳ぎでは、59秒台に突入する選手の登場に期待したい。リレー用に設定された個人派遣標準記録は1分00秒25。この突破と59秒台突入に最も近いのは、諸貫瑛美(スウィン館林)。ぜひとも自己記録を更新して、リレー派遣だけではなく、個人での派遣標準記録での突破を期待しよう。

星奈津美(ミズノ)が、五輪の内定を決めている200mバタフライ。五輪本番に向けてたステップとするためにも、レベルの高い記録を出しておきたい星が、4年前に出した日本記録にどこまで迫れるかに注目。残り1枠の争いの第一候補は、高校生の長谷川涼香(東京ドーム)。自己ベストは派遣標準記録にあと0秒07まで迫っているだけに、勢いに乗って高校生での代表権獲得を目指してほしいところ。

200m個人メドレーは、カザン世界水泳銀メダリストの渡部香生子(JSS立石)が本命だが、絶好調の清水咲子(ミキハウス)の勢いも侮れない。派遣標準記録突破よりも、日本記録の更新に期待だ。

注目は400mリレーの代表争いとレベルの高い決着に期待したい男子平泳ぎ

男女400mリレーの代表争いとなる、100m自由形の決勝に注目だ。男子リレーの個人派遣標準記録の48秒99をクリアしているのは、中村克(イトマン東進)と塩浦慎理(イトマン東進)の2人のみ。残り2枠に近いのは、高校時代からともに切磋琢磨してきた、今年20歳の坂田怜央(イトマン近大)と丸山徹(スウィン埼玉)。この若手2人の48秒台突入が、男子リレー派遣のカギを握っているといっても過言ではない。

女子はリレーの個人派遣標準記録突破にも注目したいところだが、今や日本記録保持者となった池江璃花子(ルネサンス亀戸)と、ロンドン五輪以来、女子短距離を牽引してきた内田美希(東洋大学)との戦いに注目。両者とも個人での派遣標準記録突破と同時に、53秒台での決着を期待したい。

男子200mバタフライは、混戦模様。昨年飛躍を遂げた坂井聖人(早稲田大学)と瀬戸大也(JSS毛呂山)、五輪メダリストの松田丈志(セガサミー)の三つ巴の対決が見どころ。そこに1分55秒台を持つ矢島優也(スウィン大宮)、梅本雅之(KEIO)、さらに高校生の幌村尚(ナイスSP)がどこまで食い込むか、最後まで目が離せないレースになる。

レベルの高い記録での決着に期待
世界を見据えた泳ぎに注目だ

長く低迷が続いている女子800m自由形は、昨年のこの種目で新女王に輝いた佐藤千夏(スウィン大教)に期待。派遣標準記録突破のためには、最初の400mを4分10秒前後で入るのが目安。初日の400mの結果次第では、面白いレースを見せてくれるはずだ。

入江陵介(イトマン東進)が五輪でメダルを狙う本命となる、男子200m背泳ぎ。今シーズン、パワーアップを目的に肉体改造を行った入江が、メダルラインの1分53秒台を出せるかどうか、記録に注目しよう。

女子200m平泳ぎは、渡部香生子(JSS立石)がカザン世界水泳で内定を獲得。残り1枠の第一候補は、2月に日本記録を約7年ぶりに更新した金藤理絵(Jaked)。世界で4人目となる、2分19秒台に突入する瞬間を目の当たりにできるかもしれない。

この日最後の決勝種目は、男子200m個人メドレー。瀬戸大也(JSS毛呂山)と萩野公介(東洋大学)のライバル対決にも注目だが、力を伸ばしてきている藤森太将(ミキハウス)が、この2人に割って入る可能性もある。派遣標準記録と言わず、五輪でメダル争いができるようなレベルの高い記録での決着に期待したい。

14分台での決着に期待の1500m自由形
一瞬のスピードレースにも注目しよう

最長レースの男子1500m自由形は、昨年14分台に突入した平井彬嗣(郵船ロジ)と、日本記録保持者の山本耕平(ミズノ)の一騎打ちの様相だ。ともに日本記録を突破するような、レベルの高いレースに期待したい。

反対に最短レースの男女50m自由形は、日本記録更新が絶対条件。男子は後半に伸びる中村克(イトマン東進)と、前半から飛び出す塩浦慎理(イトマン東進)の対決に注目。女子は池江璃花子(ルネサンス亀戸)の若手vsベテランの内田美希(東洋大学)の構図。ともに日本記録を更新しての派遣標準記録突破に期待がかかる。

男子100mバタフライは、この種目に懸ける藤井拓郎(コナミスポーツクラブ)と、カザン世界水泳代表の川本武史(中京大学)に、個人での派遣標準記録突破してほしいところ。そこに梅本雅之(KEIO)、坂井聖人(早稲田大学)らがどこまで食い込めるか、タッチの瞬間まで面白いレースになることだろう。

大会のトリを締める女子200m背泳ぎは大混戦。注目は、10年ぶりの中学生五輪代表を狙う酒井夏海(スウィン南越谷)。派遣標準記録突破する泳ぎに期待しよう。

News

About

大会概要

  • 大会名称

    第92回日本選手権水泳競技大会 競泳競技
    兼 第31回オリンピック競技大会代表選手選考会

  • 大会呼称

    JAPAN SWIM 2016(英)
    ジャパンスイム2016(日)

  • 会場

    東京辰巳国際水泳場(東京都江東区辰巳2-8-10)

  • 競技種目

    26種目/男子13種目、女子13種目

  • 主催

    公益財団法人日本水泳連盟

  • 主管

    公益財団法人東京都水泳協会

  • 後援

    東京都、一般財団法人上月財団

  • 公式計時

    SEIKO

  • 放送

    NHK

  • 問い合わせ

    競技関連問合せ/公益財団法人日本水泳連盟
    03-3481-2306(月~金/9:30~17:30)

    一般問合せ/インフォメーションセンター
    03-6257-1760(月~金/10:00~18:00)

選手選考について

放送予定

放送日 総合テレビ BS1
4月4日(月) 19:30-20:43(LIVE) 18:00-19:25(LIVE)
4月5日(火) 19:30-20:43(LIVE) 18:00-19:20(LIVE)
4月6日(水) 19:30-20:43(LIVE) 18:00-19:25(LIVE)
4月7日(木) 19:30-20:43(LIVE) 18:00-19:25(LIVE)
放送日 総合テレビ BS1
4月8日(金) 19:30-20:43(LIVE) 18:00-19:25(LIVE)
4月9日(土) 19:30-20:43(LIVE) 18:00-19:25(LIVE)
4月10日(日) 16:30-18:00 (LIVE)

競泳リザルト・速報サービス

競泳リザルト・速報サービス

Schedule

schedule

Ticket

入場券概要

2016年 2月 9日(火)チケット発売開始

■ チケット料金(税込)※大人、子供とも同一料金

席種 予選 準決勝/決勝
自由席 ウォーターフロント席
(指定席)
※大会プログラム付
SS席
(指定席)
S席
(指定席)
プールサイド席
(指定席)
前売券 ¥2,500 ¥8,000 ¥4,500 ¥3,500 ¥2,500
当日券 ¥8,500 ¥5,000 ¥4,000 ¥3,000
  • ※3歳未満無料(但し、席を専有する場合はチケットが必要となります。)
  • ※各日とも予選と、準決勝/決勝でそれぞれチケットが必要となります。
  • ※予選終了後、座席の入れ替えを行います。
  • ※同一日の同一席種を10枚以上申込の場合、該当席種のみ10%割引。(但し、インフォメーションセンターのみの取扱い)
  • ※前売で完売した席種の当日券の販売は行いません。
席種 7日間通し券
スーパーシート
(指定席)
※大会プログラム付
¥35,000
  • ※予選、準決勝/決勝と全競技の観戦が可能です。
    7日間同一の座席となります。
  • ※予選終了後、一度ご退館いただきます。
    準決勝/決勝の開場時間に再度ご入場となります。
  • ※インフォメーションセンターのみの取扱いとなります。

■ プレイガイド販売 電子チケットぴあ、ローソンチケット、e+(イープラス)共通

各日とも競技開始までの販売となります。(大会当日のチケットは当日料金)
予定枚数に達し次第、販売終了となります。

※○:余裕あり/△:残り僅か/×:予定枚数終了/会:会場販売 (4/10 10:00 現在) ※更新日時点の状況ですので、ご購入できない場合があります。
席種 予選 準決勝/決勝 7日間通し券
自由席 ウォーターフロント席
(指定席)
SS席
(指定席)
S席
(指定席)
プールサイド席
(指定席)
スーパーシート
(指定席)
4/4 (月) ×
4/5 (火)
4/6 (水)
4/7 (木)
4/8 (金)
4/9 (土)
4/10 (日) ×

■ 会場販売予定/4月4日~4月10日

会場での前売券・当日券の販売は、全日程9:00(予定)より、東京辰巳国際水泳場チケットボックスにて販売いたします。
予定枚数に達し次第、販売終了となります。

※○:余裕あり/△:残り僅か/×:予定枚数終了 (4/10 10:00 現在) ※更新日時点の状況ですので、ご購入できない場合があります。
席種 予選 準決勝/決勝 7日間通し券
自由席 ウォーターフロント席
(指定席)
SS席
(指定席)
S席
(指定席)
プールサイド席
(指定席)
スーパーシート
(指定席)
前売券 当日券 前売券 当日券 前売券 当日券 前売券 当日券 前売券 当日券
4/4 (月) ×
4/5 (火)
4/6 (水)
4/7 (木)
4/8 (金)
4/9 (土)
4/10 (日) × ×
  • の前売券が完売した席種の当日券の販売はございません。

■ 座席図面

座席図面

■ 販売場所

販売所 Web予約 電話予約 店頭販売
チケットぴあ
Pコード
予選/831-529
準決勝・決勝/831-530
http://pia.jp/t/
(PC/携帯)
0570-02-9999
(24時間受付)
チケットぴあ店頭
セブン-イレブン『マルチコピー機』
サークルK・サンクス『Kステーション』
ローソンチケット
Lコード
予選/32096
準決勝・決勝/32097
http://l-tike.com/
(PC/携帯)
0570-084-003
(24時間受付)
全国ローソン・ミニストップ『Loppi』
e+
(イープラス)
http://eplus.jp/
(PC/携帯)
ファミリーマート

■ お問い合わせ先 インフォメーションセンター 03-6257-1760(月〜金 10:00〜18:00)

Access

アクセス

電車をご利用の場合

東京メトロ有楽町線「辰巳駅」(出口2)より徒歩10分
(辰巳駅から徒歩)

東京メトロ有楽町線・JR京葉線・りんかい線
「新木場駅」より徒歩12分(新木場駅から徒歩)

都バスをご利用の場合

コミュニティバス「しおかぜ」
京葉線潮見駅~東西線木場駅~有楽町線辰巳駅を循環
錦13乙系統 錦糸町~東陽町~辰巳駅前~東雲~豊洲~晴海
門19系統 門前仲町~越中島~豊洲~辰巳駅前~
東雲~深川車庫(~国際展示場)
※いずれも「辰巳駅前」下車

※駐車場はございません。公共交通機関をご利用ください。

Special

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注目選手紹介

瀬戸大也DAIYA SETO

所属 JSS毛呂山・早稲田大学
種目 個人メドレー、バタフライ
自己ベスト 200m個人メドレー 1分56秒82
400m個人メドレー 4分08秒50
200mバタフライ 1分54秒08

世界水泳カザン(ロシア)の最終日、少し緊張した表情を浮かべながら400m個人メドレー決勝のスタート台に立った瀬戸大也。スタート直後は得意のバタフライでリードを奪うも、背泳ぎでアメリカのタイラー・クラリーに先行される。だが、平泳ぎで再度トップを奪い返したときには、すでに2位以下との差は1秒以上。最後の自由形でも他を寄せつけることなく4分08秒50で制した。

同大会4日目の200mバタフライでは6位に沈み、同日の200m個人メドレーは準決勝で敗退と絶不調。窮地に追い込まれていたが、最後の最後で大舞台に強い“お祭り男”ぶりを発揮。レース後はコースロープの上でゆっくりと両手で人差し指を立て、世界水泳2連覇の快挙に酔いしれた。同時に4年前、日本選手権直前にインフルエンザにかかってしまい、夢の五輪代表を逃した悔しさを晴らした瞬間でもあった。

「この金メダルという結果をもらうために、神様が200mのバタフライと個人メドレーの結果を与えたのかなと。とにかく今、この大会でできる最高のパフォーマンスを心がけて、あとは自分を信じて挑みました。本当に良い経験になりましたし、自分を強くしてくれるきっかけになったと思います」

世界水泳後に行った検査で、大会前の合宿中に痛みを訴えていた両かかとに三角骨障害が見つかり、9月に手術を決行。これも、世界水泳でリオデジャネイロ五輪の内定を手にしているからこそできた決断だった。

年が明けて1月17日、東京六大学冬季対抗戦で4カ月ぶりの実戦復帰を果たす。その2週間後の北島康介杯では、ライバル萩野公介と大接戦を演じるが、惜しくも敗北。

「勝負には負けましたが、この時期でこの記録(4分12秒98)はまずまず。バタフライから攻めていって、背泳ぎで(萩野)公介に食らいつく、という課題はクリアできましたから」と、レース後には笑顔を見せていたが、日本選手権の話題を振られると「内定しているとはいえ、勝ちたいです。勝ちにこだわって、プラス五輪に向けた課題もクリアしていきたい」と静かに闘志を燃やす。

2月20、21日のコナミオープンでは全く思うような泳ぎができず、珍しく弱音を吐く場面があった。しかし、「今回ダメだったことで、あらためて自分をひっぱたいて練習を頑張っていく覚悟ができました」と気合いが入った様子。

リオデジャネイロ五輪代表が内定している種目は、400m個人メドレーのみ。この種目に加えて、日本選手権では200m個人メドレーと200mバタフライの代表権も勝ち取りにいくことが予想される。個人メドレーでは萩野とのライバル対決もさることながら、バタフライでの若手坂井聖人やベテラン松田丈志との対戦も見逃せない。

世界を2度制した瀬戸がまだ手にしていないタイトル、それが五輪の金メダルだ。そのタイトルのためにも、日本選手権を気持ち良い結果で終えて、良いステップにできるかどうか、その泳ぎに注目したい。

フォート・キシモト

渡部香生子KANAKO WATANABE

所属 JSS立石ダイワ・早稲田大学
種目 平泳ぎ、個人メドレー
自己ベスト 100m平泳ぎ 1分05秒88
200m平泳ぎ 2分20秒90
200m個人メドレー 2分08秒45

世界水泳カザン(ロシア)の初日、200m個人メドレーの準決勝で、自身が持つ日本記録を更新する2分09秒61の3位で決勝に進出。それでも「まだ100%というほどの感じではない」と話し、好調さをアピール。翌日の決勝ではさらに記録を更新し、2分08秒45の日本新記録で銀メダルを獲得する。

波に乗った渡部は、勢いそのままに大会6日目の200m平泳ぎ決勝で、150mをターンしてから一気にスパートをかけて「竹村先生と話していた通りのレースができました」と、2位に1秒29もの差をつけて2分21秒15で金メダルを手にした。

「タッチした瞬間、今までずっとあった緊張感とかプレッシャーが一気に全部なくなった感じが最高で、これまでにないくらいスッキリしました」
これで200m平泳ぎのリオデジャネイロ五輪代表の内定を手にした渡部は、表彰台ではじけるような笑顔を見せた。

中学1年生のときの肩の故障がきっかけで取り組み始めた平泳ぎ。中学2年生で全国大会を制すると、中学3年生ではジャパンオープンで3冠を果たし、ロンドン五輪も200m平泳ぎで出場する。2013年には個人メドレーでも代表に入り、2014年にはパンパシ水泳(オーストラリア・ゴールドコースト)、アジア大会(韓国・仁川)、世界短水路選手権(カタール・ドーハ)で、平泳ぎのタイトルを次々と獲得。アジア大会では、もともと得意としていた個人メドレーでも日本記録を樹立するなど、周囲のプレッシャーに押しつぶされそうになって悩んだり落ち込んだりしたとしても、必ず復調し、記録を伸ばしてきた。

渡部が結果を残し続けられているのは、重圧に負けて挫けそうになる気持ちと戦い、ときには師事する竹村吉昭コーチの力を借りながら自分を奮い立たせ、自身が努力を積み重ねてきたからにほかならない。

4月の日本選手権では内定を決めている200m平泳ぎに加え、100m平泳ぎ、200m個人メドレーの代表権を狙うことだろう。100m平泳ぎでは、渡部と同じロンドン五輪代表の松島美菜や鈴木聡美らがおり、個人メドレーも清水咲子が好調を維持している。渡部が挑む種目は、軒並み世界レベルの争いが予想される。そのライバルたちに対し、渡部は水泳を心から『楽しむ』ことを忘れず、信頼する竹村コーチと二人三脚で立ち向かう。

目指すのは、あくまでリオデジャネイロ五輪本番で、最高の笑顔で表彰台の頂上に立つこと。日本選手権で見せる泳ぎこそが、渡部にとっての試金石となる。

フォート・キシモト

星奈津美HOSHI NATSUMI

所属 ミズノ
種目 バタフライ
自己ベスト 100mバタフライ 58秒45
200mバタフライ 2分04秒69

「飛び込んでから、最初の3ストロークは余裕を持っていこう」
2015年から師事する平井伯昌コーチの言葉を受けて、世界水泳カザン(ロシア)の200mバタフライ決勝に臨んだ星奈津美。前半を1分01秒06で折り返したときは4位だったが、十分に落ち着いていた星はここからギアを入れ替える。150mのターンでは3位に浮上し、ラスト50mは誰よりも速い32秒34のラップタイムを刻んで、2分05秒56の好記録で金メダルを獲得。

「自分の持ち味を生かしたレースが、久しぶりにできました」と、星らしい後半の追い上げが光ったレースで、リオデジャネイロ五輪の内定を手中に収めた。

「招集所でも、いつもはこの緊張感から早く抜け出したい気持ちになりますが、今回は早く泳ぎたいというか、とてもワクワクした気持ちでレースを迎えられました」
目標としていた自身が持つ日本記録の2分04秒69には届かなかったが、ロンドン五輪で出した2分05秒48に次ぐ記録に、ホッとした様子で笑みがこぼれた。

2015年は、環境が大きく変わった1年だった。長く親しんだスイミングクラブを離れて平井コーチの指導を仰ぐことになり、さらに2014年12月には持病のバセドー病の手術を行った。手術後は、日本代表に入れるかどうかすら不安になる時期もあった。

しかし、両親を始めチームや平井コーチの支えもあり、手術から4カ月後の日本選手権では、200mバタフライを2分06秒66で泳ぎ切って代表入りを果たす。そのとき星は、はじめて不安だったことを口にする。
「手術した年末のときは、もうしばらくは泳ぐのも難しいかと思っていました。不安も大きかったんですが、以前より練習を頑張れるようになっていますし、今では手術をして良かったと思っています」

リオデジャネイロ五輪の内定を世界水泳カザンで手にしたものの、星に全く気の緩みはない。1月30、31日の北島康介杯では200mバタフライを2分06秒76で泳ぎ、約1カ月後のコナミオープン2016では、さらに記録を上げて2分06秒56をマークする。気を緩めるどころか、内定が出ている200mバタフライだからこそ、気を引き締めてトレーニングに励んでいる。

「経験を守りではなく、攻めのほうに生かしていきたい。以前とは身体も練習方法も違いますから、今までとは違うやりかたで2分04秒に辿り着くのが良いと思っています」
過去を振り返らず、日本記録を出したときの泳ぎに“戻す”のではなく、新しく“進化する”道を選んだ星。日本選手権では100mバタフライでも、派遣標準記録切り(57秒77)を目指す。

はじめて五輪代表になってから、早12年。日本代表チームに欠かせない存在にまで成長した女子バタフライのエースは、12年間の経験を糧に世界の頂点を目指して突き進む。

フォート・キシモト

Press

報道用資料

取材申請は、3月18日(金)をもって締め切りました。
締め切り後の申し込みや、当日会場での直接の申し込みは、お受けいたしかねますので、予めご了承ください。

歴代日本選手権獲得者

男子 距離

自由形 50m 100m 200m 400m 800m 1500m
背泳ぎ   100m 200m      
平泳ぎ   100m 200m      
バタフライ   100m 200m      
個人メドレー     200m 400m    
女子 距離

自由形 50m 100m 200m 400m 800m 1500m
背泳ぎ   100m 200m      
平泳ぎ   100m 200m      
バタフライ   100m 200m      
個人メドレー     200m 400m    

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男子 自由形 50m
男子 自由形 100m_1
男子 自由形 100m_2
男子 自由形 200m_1
男子 自由形 200m_2
男子 自由形 400m_1
男子 自由形 400m_2
男子 自由形 800m
男子 自由形 1500m_1
男子 自由形 1500m_2
男子 背泳ぎ 100_1
男子 背泳ぎ 100_2
男子 背泳ぎ 200_1
男子 背泳ぎ 200_2
男子 平泳ぎ 100_1
男子 平泳ぎ 100_2
男子 平泳ぎ 200_1
男子 平泳ぎ 200_2
男子 バタフライ 100_1
男子 バタフライ 100_2
男子 バタフライ 200_1
男子 バタフライ 200_2
男子 個人メドレー 200
男子 個人メドレー 400
女子 自由形 50m
女子 自由形 100m_1
女子 自由形 100m_2
女子 自由形 200m_1
女子 自由形 200m_2
女子 自由形 400m_1
女子 自由形 400m_2
女子 自由形 800m_1
女子 自由形 800m_2
女子 自由形 1500m
女子 背泳ぎ 100_1
女子 背泳ぎ 100_2
女子 背泳ぎ 200_1
女子 背泳ぎ 200_2
女子 平泳ぎ 100_1
女子 平泳ぎ 100_2
女子 平泳ぎ 200_1
女子 平泳ぎ 200_2
女子 バタフライ 100_1
女子 バタフライ 100_2
女子 バタフライ 200_1
女子 バタフライ 200_2
女子 個人メドレー 200
女子 個人メドレー 400